解決事例19
死亡事故で示談交渉時に低い賠償額を相手方任意保険会社から提示されたが、訴訟で大幅に増額になった事例
事故態様① (被害者 対 加害者) |
歩行者対車 |
---|---|
事故態様② | 接触 |
事例の特徴 | 訴訟 |
争点 | その他 |
属性 | 栃木県・80代女性・無職 |
症例・受傷部位 | 頭部 |
後遺障害等級・死亡事故 | 死亡事故 |
保険会社名 | 東京海上日動火災保険株式会社 |
弁護士費用特約あり・なし | なし |
保険会社提示額 | 最終示談金額 | 増加額 |
---|---|---|
3048万円 | 3048万円 |
交通事故の状況
被害者様が青信号を歩行中、被害者様の後方から交差点に進入した加害車両が右折し、被害者様に気づかず衝突。
ご依頼内容
被害者様が亡くなられて間もなくご遺族がご相談に来られました。今後の手続きについてご心配されていました。
対応内容
当事務所にご依頼された後は相手方の自賠責保険や任意保険へ請求を行うべく、書類取り付けを行いました。
書類取り付け後、賠償額の算定を行い、相手方任意保険会社へ請求しました。
相手方任意保険会社から賠償額が提示されましたが、納得のできない低い賠償額でした。
ご遺族と打ち合わせを行い、訴訟を提起することになり、訴訟手続きも当事務所で引き続き行いました。
訴訟でも相手方は死亡慰謝料や死亡逸失利益等の損害を認めず、死亡慰謝料では被害者様を失ったご遺族の精神的苦痛について主張し、死亡逸失利益ではその相当性等を主張しました。
成果
訴訟の結果、裁判所より和解金の提示がなされ、相手方も和解に応じ、訴訟手続きは終了となりました。
本件事故によって最愛の家族を突然失ったことで、ご遺族は精神的に辛い思いをされていましたが、訴訟の結果、納得いただける金額で和解することができました。
訴訟手続きは解決までに時間を要しますが、相手方任意保険会社から当初提示された賠償額から大幅に増額することができ、ご遺族から感謝のお言葉をいただけました。
総括・コメント
本件のご遺族は交通事故により、最愛の母を亡くされてしまったこと、相手方加入の任意保険会社の対応がご遺族の気持ちを汲んだものではなかったこと等から、非常に強い精神的苦痛を負ってしまわれておりました。
もっとも、弁護士が交渉等を代わりに行うとともに、ご遺族の思いをしっかりと伺い、丹念に法的主張に落とし込んで主張をしていくことでご遺族の納得のいく賠償金額まで増額することができました。
ご遺族の思いをしっかり受け止め法的主張に構成し、追求し続けることで成果を上げることができ、非常に嬉しく思います。