解決事例５０
小学生が歩行中の交通事故で顔に傷を負い、後遺障害等級12級が認定され、事前の提示額よりも400万円近く賠償金が増額となった案件
| 事故態様① | 歩行者対単車 |
|---|---|
| 事故態様② | 接触 |
| 事例の特徴 | 示談交渉 | 争点 | 後遺障害慰謝料 |
| 属性 | 栃木県・10歳未満・小学生 |
| 症例・受傷部位 | 顔面挫傷、右下肢擦過創 |
| 後遺障害等級・死亡事故 | 12級14号 |
| 保険会社名 | 全国労働者共済生活協同組合連合会 |
| 弁護士費用特約あり・なし | なし |
| 保険会社提示額 | 最終示談金額 | 増加額 |
|---|---|---|
| 31万円 | 426万円 | 395万円 |
交通事故の状況
小学生の被害者様は、歩道で被害者様の友人と遊んでいたところ、その友人が道路にものを落としてしまい、それを拾いに行こうと道路を横断し、その際に道路を直進で走行していた車両が被害者様に衝突しました。
ご依頼内容
相談者様のお母様は、相手方保険会社から提示された賠償案が適切な内容かどうかが分からないとのことで、事務所にご相談にお越しになりました。
対応内容
被害者様のお母様としては、相手方保険会社からの賠償案をもとに示談をすることを検討しているとのことでしたが、お聞き取りをしたところ、被害者様は顔に6針縫う治療を行っており、お顔に大きな傷跡（約３.５cmほどの線状痕）が残っているとのことでしたので、後遺障害の申請を提案しました。
成果
後遺障害申請をした結果、「外貌に醜状を残すもの」として12級14号に認定されました。それに伴い、自賠責保険会社から224万円の賠償金を獲得し、相手方保険会社からも既払い金を除き188万円の賠償金を獲得しました。当初の賠償案のまま示談していたら賠償金が31万円でしたが、後遺障害申請を行うことを提案し、それが認定されたことで、賠償金を大幅に増額することができ、被害者様とお母様には大変喜んでいただけました。
総括・コメント
今回の被害者様は、約２ヶ月程度で通院を終了しておりました。通院終了後、相手方保険会社から提示された賠償額が、31万円程度であったため、相手方保険会社提示賠償案が妥当かどうか聞きたいとのご希望で相談となりました。
当職の方で被害者様本人の怪我の状況、現在残っている症状を確認したところ、お顔に大きな傷跡（約３.５cmほどの線状痕）が残っていることがわかりました。そのため、後遺障害の申請することを提案し、依頼を受けました。
後遺障害申請をした結果、「外貌に醜状を残すもの」として12級14号に認定されました。そのため、当初の賠償案に比べ、後遺障害慰謝料・後遺障害逸失利益分の金額が加算され、大幅な増額となりました。
このように、弁護士が介入することにより、当初の金額から大幅に増額できる可能性があります。ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。