事例011 死亡事故 | 宇都宮交通事故弁護士

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解決事例11

事故当初相手方保険より因果関係を否認されていたが、自賠責保険の方で因果関係が認められ、賠償金を受け取った事例。

事故態様①
(被害者様 対 加害者)
歩行者対車
事故態様② その他の事故
争点 その他
属性 栃木県・80代女性・年金受給者
症例・受傷部位 脳出血・意識障害
後遺障害等級・死亡事故 後遺障害→死亡事故
保険会社名 損害保険ジャパン株式会社
弁護士費用特約あり・なし なし
保険会社提示額 最終示談金額 増加額
1,671万円 1,671万円

交通事故の状況

立って作業をしていたところ、被害者様の後方から、後退してきた相手方車両と接触し転倒。

ご依頼内容

脳出血等の傷病を負いましたが、相手方保険会社から事故による受傷ではないと否認され、保険金の支払いを拒否したことから、被害者様のご親族からご相談をいただきました。

対応内容と成果

被害者様は本件事故によるお怪我により意思疎通が困難な状態であったことから、まずは当事務所で成年後見人選任の申立てを行い、被害者様のご親族に成年後見人に就任していただき、成年後見人から依頼をいただくことで当事務所が介入しました。

相手方保険会社は、本件事故と受傷との因果関係を否認し、保険金の支払いを一切拒否していたため、本件事故との因果関係を認めさせるべく、事故当初に救急搬送された際の救急報告書の取付や主治医との面談を行い、自賠責保険へ被害者請求を行いました。

被害者様は手続き中に亡くなられたため、途中から請求者をご遺族に切り替えて請求を行いました。

自賠責保険への被害者請求の結果、事故と受傷との因果関係が認められたほかに、事故と被害者様が亡くなられたことの因果関係についても認められました。

被害者様のご遺族は、被害者様が意思疎通が困難な状態となるほどの受傷したことでの精神的苦痛を受け、また入院費用の負担をも余儀なくされていた中で、相当なご不安を感じられていたと思いますが、当事務所が介入することで因果関係が認められ、自賠責保険金をお受け取りいただくことができました。

なお、最終的にはご遺族様のご意向により、自賠責保険からの保険金の支払いのみで、相手方保険会社への請求は行わないことといたしました。

総括・コメント

相手方保険会社は事故と受傷との因果関係は一切ないと強硬な対応をとっていましたが、当事務所が介入し、自賠責保険において事故との因果関係を認めさせることに成功しました。全く補償が受けられない状態から、一定の補償を勝ち取ることができ、弁護士が介入することで大きな成果が得られた事案である言えます。

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