解決事例84
夫の車に同乗中の事故で胸椎を骨折。圧迫骨折について後遺障害11級が認定され、賠償金約1200万円を獲得できた事例。
事故態様① (被害者 対 加害者) |
車対車 |
---|---|
事故態様② | 側面衝突 |
事例の特徴 | 示談交渉 |
争点 | 休業損害 |
属性 | 栃木県・70代女性・無職 |
症例・受傷部位 | 頚椎錐体骨折、胸椎錐体骨折、胸骨骨折、肋骨骨折、両膝打撲、両側顎関節部挫傷 |
後遺障害等級・死亡事故 | 11級 |
保険会社名 | SBI損害保険株式会社 |
弁護士費用特約あり・なし | あり |
保険会社提示額 | 最終示談金額 | 増加額 |
---|---|---|
1234万円 | 1234万円 |
交通事故の状況
依頼者様は、ご主人が運転される車両に同乗中に、自動車同士の衝突事故に遭われました。依頼者様側が青信号で交差点を走行していたところ、相手方が赤信号を無視をし、勢いよく進入してきたことで発生した事故でした。
ご依頼内容
この事故により、依頼者様は首から胸にかけ複数の箇所を骨折し、コルセットやギプスを装着した生活を余儀なくされました。また、歯や入れ歯も破損し、食事にも不自由が生じるなど、日常生活や家事全般に著しい支障をきたされました。お身体だけでなく、思い入れがあった愛車も、事故により手放すこととなりました。
当初、他の法律事務所に相談されていましたが、より丁寧な対応の事務所にお願いしたいとのことで、当事務所にご依頼いただきました。
対応内容
まず、担当弁護士が、車両の損害からお怪我の賠償まで、今後の見通しを分かりやすくご説明しました。
車両の損害については、時価額などを調査し、ご家族が納得できる金額に近づくよう、交渉の準備を進めました。
お怪我の賠償に関しては、依頼者様が負われた重傷を考慮し、被害者請求による後遺障害申請を行う方針を決定しました。
また、後遺障害専門スタッフが病院に同行し、主治医から適切な診断を受けられるようサポートの上、作成された診断書に不利益な点がないかなど、細部まで確認を行いました。
成果
車両損害につきましては、事前に調査した適正な価格を根拠に交渉に臨みました。その結果、相手方保険会社の提示額からの増額に成功し、示談を成立させました。
人身損害については、胸椎椎体骨折が圧迫骨折と認められ、後遺障害等級11級の認定を獲得しました。
この認定に基づき、弁護士は相手方保険会社との示談交渉を開始しました。特に、主婦としての休業損害について、その必要性を粘り強く主張しました。
結果として、保険会社から一定額を支払うとの回答を引き出し、依頼者様がご納得される賠償金を獲得することができました。