解決事例32
治療期間の延長交渉、後遺障害申請のサポートを経て、併合14級に認定され、適切な賠償額を獲得できた事例
事故態様① (被害者 対 加害者) |
車対車 |
---|---|
事故態様② | 出会い頭衝突 |
事例の特徴 | 示談交渉 |
争点 | 傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、休業損害 |
属性 | 栃木県・60代女性・主婦 |
症例・受傷部位 | 頚、胸、肋骨骨折 |
後遺障害等級・死亡事故 | 併合14級 |
保険会社名 | ソニー損害保険株式会社 |
弁護士費用特約あり・なし | あり |
保険会社提示額 | 最終示談金額 | 増加額 |
---|---|---|
605万円 |
交通事故の状況
依頼者様は同乗していたお車が優先道路を走行中に、右方より一時停止をせずに交差点に進入してきた車と衝突し、受傷されました。
ご依頼内容
依頼者様は事故に遭われてから2週間経過した頃、弊所にご相談にお越しになりました。事故による骨折の影響で日常生活もご不便に感じられ、精神的にも疲弊してしまったとのことでご依頼いただきました。またお怪我の影響により仕事にも支障が出ており、金銭的にもお困りになっているとのことで、サポートをさせていただくことになりました。
対応内容
依頼者様は事故に遭われて間もなかったこともあり、まずは治療に専念していただくよう早い段階からサポートをしました。治療に対する不安やご通院の負担を感じていらっしゃったので、こまめに連絡をし、治療経過の確認を行いました。
また、相手保険会社より治療費の一括対応終了の打診があった際には、依頼者様のご意向を確認し、ご希望の時期まで治療ができるよう一括対応期間の延長交渉を行いました。症状固定時にはスタッフが病院に同行し、残存する症状について主治医に伝え、後遺障害診断書を作成いただきました。
成果
相手保険会社に対して数回にわたり、治療費の一括対応期間の延長交渉を行いました。その結果、依頼者様にはご希望の時期まで治療をしていただくことができました。医師から骨折の診断はあったものの、レントゲン上骨折が確認できるものではなかったため、疼痛についてのみ後遺障害を申請することになりました。
症状固定時にはスタッフが病院へ同行し、後遺障害申請のサポートを行い、併合14級に認定されました。その結果をもとに、相手保険会社と示談交渉を行い、慰謝料・後遺障害慰謝料・兼業主婦としての逸失利益において、裁判をした際に得られる金額に近い形で示談することができました。約1年に及ぶ治療を終え、最終的に後遺障害の認定を受けることができ、依頼者様にはご満足いただくことができました。
総括・コメント
依頼者様は兼業主婦の方でしたので、主婦の休業損害・逸失利益が認められるかが問題となりました。弁護士が交渉した結果、主婦としての休業損害・逸失利益が認められました。
兼業主婦の方ですと、主婦としての休業損害・逸失利益の方が、兼業の収入ベースで算定した休業損害・逸失利益よりも高額となることがあります。適切な賠償を受けるためにも、弁護士にご相談していただけますと幸いです。