事例089 脳挫傷など高次脳機能障害7級 | 宇都宮交通事故弁護士

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解決事例89

横断歩道歩行中の交通事故で頭部打撲し、高次脳機能障害による後遺障害7級が認定された事例

事故態様① 歩行者対車
事故態様② 出会い頭衝突
事例の特徴 示談交渉
争点 後遺障害慰謝料
属性 栃木県・70代男性・自営業
症例・受傷部位 脳挫傷、急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血
後遺障害等級・死亡事故 7級
保険会社名 全国労働者共済生活協同組合連合会
弁護士費用特約あり・なし なし
保険会社提示額 最終示談金額 増加額
1271万円 1271万円

交通事故の状況

依頼者様は、コンビニ前の信号機のない横断歩道を歩行中に、急加速してきた車に衝突されました。事故により頭部を強打し、救急搬送先の病院で脳出血が確認されました。経過観察を続けていたものの、出血が増大したため緊急手術を受け、その後に後遺症が残りました。

ご依頼内容

手術後、依頼者様は身体の自由を失われ、日常生活の大半をテレビ視聴に費やすようになりました。事故前には趣味や仕事に積極的に取り組まれていましたが、事故後は意欲を喪失し、まるで別人のように無気力な生活を送るようになりました。その姿を見守るご家族様が深い心配を抱かれ、当事務所へご相談のうえご依頼いただくこととなりました。

対応内容

依頼者様に「記憶が途切れる」「感情のコントロールが困難」といった症状が現れていることを聞き、担当弁護士は高次脳機能障害の可能性を疑いました。後遺障害の認定が得られる見込みがあると判断し、自賠責保険会社への申請に向けて速やかに準備を進めました。

その過程で、当事務所の後遺障害専門スタッフも加わり、診断が正確に行われるよう脳神経外科の主治医と繰り返し協議を重ね、画像所見や症状の詳細を確認しました。結果として、弁護士の見立てどおり高次脳機能障害と診断され、申請に必要な診断書を整えることができました。

成果

後遺障害申請の結果、事故による高次脳機能障害が認められ、7級の認定を受けることができました。この認定を基に、相手方保険会社に対して賠償金請求を進めました。慰謝料については裁判基準を踏まえた高額水準で交渉を行い、依頼者様の希望に近い金額での賠償金を獲得することに成功しました。

当事務所では、診断が正しく行われるよう支援を重ねた結果、適切な後遺障害等級の認定につながりました。さらに、依頼者様の状況を丁寧に聞き取り、迅速な対応を行うことで、満足度の高い解決を実現しました。

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