解決事例67
後遺障害12級7号が認定された事例において、人身傷害保険や労災保険の利用により、自己の過失分も含めて総額3000万円以上の補償を獲得できた事例
事故態様① | 単車対車 |
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事故態様② | その他の事故 |
事例の特徴 | 訴訟 | 争点 | 逸失利益 |
属性 | 栃木県・20代男性・会社員 |
症例・受傷部位 | 大腿骨、膝関節 |
後遺障害等級・死亡事故 | 12級7号 |
保険会社名 | JA共済 |
弁護士費用特約あり・なし | あり |
保険会社提示額 | 最終示談金額 | 増加額 |
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3176万円 |
交通事故の状況
依頼者様はバイクで道路を直進していたところ、交差点にさしかかり、相手方車両が交差点に進行するのを発見し、急いでブレーキをかけましたが、ブレーキの反動で転倒してしまいました。
ご依頼内容
依頼者様は労災保険にて治療を行っておりましたが、症状固定を迎えるにあたり、後遺障害の申請及びその後の賠償交渉の流れに不安を感じたため、弊所にサポートを依頼されました。
対応内容
弊所の後遺障害専門のスタッフが依頼者様に同行し、医師の後遺障害の診察に立会いを行い、医師と意見交換をして、後遺障害診断書の作成をしてもらうこととなりました。
その後、作成された後遺障害診断書には一部傷病名の記載が抜けていたことから、病院側とやり取りを行い、傷病名を記載してもらい、後遺障害の申請をした結果、12級7号の後遺障害が認定されました。
その後、依頼者様の過失分を含めて回収を図るという観点から、加害者に対して訴訟を提起しました。
成果
訴訟を提起したところ、相手方保険会社は、後遺障害の等級や逸失利益(特に労働能力喪失率)に関して強く争う姿勢を見せました。
これに対して弊所としては、依頼者様との打ち合わせを重ね、後遺症が依頼者様の労働に与える影響を証拠とともに丁寧に立証することに努めました。その結果、裁判所からは、当方の主張を全面的に認める内容の和解案が示され、無事和解が成立しました。
その結果、労災から支給された約540万円のほか、対人賠償として約1370万円(自賠保険金含む)、人身傷害保険の保険金として約1100万円の支払いを受けることができ、総額3000万円を超える賠償が認められることとなりました。