解決事例4
診断書不備を発見・修正依頼の上、後遺障害併合11級を獲得。1,400万円以上の増額に成功した事例。
事故態様 | 追突・車両対バイク |
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事例の特徴 | 後遺障害・示談交渉 |
属性 | 下野市・50代男性・会社員 |
症例・受傷部位 | 尾骨骨折、胸椎圧迫骨折 |
後遺障害等級・死亡事故 | 併合11級 |
保険会社名 | 三井住友海上火災保険株式会社 |
保険会社提示額 | 最終示談金額 | 増加額 |
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46万円 | 1,531万円 | 1,485万円 |
交通事故の状況
依頼者がバイクを運転していて信号待ち中に、後続乗用車に追突され、その反動で前方停止車両に追突した。
ご依頼内容
ご相談時点で治療終了となり、相手方保険会社より賠償金の提示も受けていました。しかしながら、本件事故による骨折で、症状固定後も痛みや張りを訴えており、後遺障害として等級認定されないか気にしておられ、また、相手方保険会社から事前に提示された賠償案にもご納得されていませんでした。
対応内容と成果
まず、本件事故による受傷につき、ご依頼者から怪我の状況や治療経過を詳しくお聞きし、後遺障害としての等級認定について検討しました。検討にあたり、相手方保険会社から取り寄せた診断書を精査したところ、ご依頼者が訴える「尾骨骨折」・「胸椎の圧迫骨折」の内、「胸椎の圧迫骨折」について、その傷病名の記載がなされていないことが判明しました。そこで、医師の協力を仰ぎ、初診時に遡って傷病名を追記いただき、初診時から圧迫骨折が確認できる画像を添付の上、後遺障害の申請を行いました。
申請の結果、尾骨骨折については骨折後の尾骨痛について14級9号が、胸椎圧迫骨折については脊柱に変形を残すものとして、11級7号の認定が下りました(結果、併合11級)。 また、後遺障害11級の認定をベースに相手方保険会社と交渉した結果、入通院慰謝料については裁判基準の9割以上、後遺障害慰謝料は裁判基準の満額が認定され、逸失利益についても987万円を獲得することができました。結果、1,400万円もの増額となりました。
総括・コメント
本件では、診断書の修正依頼や賠償金額の交渉の面で、弁護士がサポートすることで、大幅な賠償金額の増額が実現できました。